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 調停申し立て

調査終了して1週間。
探偵さんの事務所を訪れると、立派な調査報告書が作られていた。
本来であれば、1日いくらという安い設定では、口頭での報告となるらしいのですが、調停に持っていけるように、報告書を作成してくれたそうです。

簡単なもの、と言っていたのですが、かなり細かく時間や行動が記載されていて、ずいぶんと立派なものに見えました。
それをそのまま伝えると、“作っていたら、力が入ってしまった。”という答え。

探偵さん、ありがとうございます。
その気持ちも有り難く、わたしは裁判所へ行き、調停の申し立てをしてきたのです。

その報告書は、調停初日に役立ちました。
はじめは、お酒の飲み方が少し行き過ぎたところがあるのは認めるけれど、浮気については身に覚えはない、と言い切っていたのです。
わたしは事前に、調停員さんにもその報告書を見せていたのですが、旦那の誠意がどれほどのものか、確認してから相手にも見せたい、と言ったことから、調停員さんもいきなりは見せないでいてくれたようだ。
旦那の答えと態度を聞いて、心を鬼に。

調停前は、子どもの養育費をくれれば、慰謝料は請求しないつもりでいたのですが、旦那のその態度から、場合によっては、相手の女性にも慰謝料を請求する裁判を起こす意思があることを伝えてもらう。
わたしと2人で話しているときや、証拠をつきつけられるまでしらばっくれていた旦那も、しっかりした報告書に、自分と彼女の写真を確認し、記載された日にちと時間にも驚き、態度をがらっと変えてきたのでした。

それからは、おとなしいものでした。
浮気を認めたものの、子どもについては親権を渡したくない、とか、状況から親権をあきらめてからも、養育費について、支払い続ける自信がない、とか、ごねていたのですが、最終的に、一番浮気相手に迷惑をかけたくない、という思いからか、こちらの要求をすべて飲む形で離婚が成立したのです。

ただ、慰謝料については、その呼び名でなく、“解決金”としたところに、旦那のプライドが垣間見えましたが。

この件で、わたしは心底思ったことがあります。
人間って、自分のしている悪いことを、写真なんかの目に見える状態として提出されてしまうと、とたんに態度を変えるものなんですね。
逆に、見えていないと、自信を持って嘘の返事をしたり、まるでこちらにも否があるように答えることまでできるんだ、と。

わたしはつくづく、探偵さんに依頼して良かった、と思いました。
大した証拠を集めずに、調停の申し立てをしていても、結果は違っていたかもしれませんね。

 
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